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塔和子さんの詩

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今朝冷え込みセーターを出しました。気温の変化に驚かされます。

 

朝食後、新聞を読んでいると先日読んだ詩集『記憶の川で』の塔和子さんのことがかなりの紙面に載っていました。高見順賞を受賞された時、828日亡くなられた時、この度で三度目の新聞記事です。

師 より抜粋

私は砂漠にいたから一滴の水の尊さが分かる

海の中を漂流していたから
つかんだ一片の木ぎれの重さが分かる

闇の中をさまよったから
かすかな灯の見えた時の喜びが分かる

 

何度読んでも考えさせられます。私の場合は周囲との関わり、そして喜び、嬉しさは幾度感じたことでしょう。
ハンセン病と知らされたその日から家族・知人との断絶、本名も名乗れずそれでも命ある限り生き抜いて1000篇の詩、心の叫びを残されたこと、塔さんはハンセン病を跳躍台として書き続けられたのだろうと思う。


多分、詩は塔さんの命としてこれからも生き続けることでしょう。

 

穏やかな秋の日射しのもとで空を眺めていると、塔さんもあの強い心で隔離された中、詩作に生きがいを見出され、どんな気持ちで青い空を見られたのでしょうか・・・

自分の我儘を反省させられた記事でした。

 

昨日の歌壇にうなずく一首がありました。

     秋が好き、ショッピングが好き、
     旅が好き、細る命に夢の膨らむ

出来もしないのに心理がよく分かり、笑って読みました。



 

私は砂漠にいたから 一滴の水の尊さがわかる

海の中を漂流していたから
つかんだ一片の木ぎれの重さがわかる

闇の中をさまよったから
かすかな灯の見えたときの喜びがわかる

過酷な師は 私をわかるものにするために

一刻も手をゆるめず
極限に立ってひとつを学ぶと

息つくひまもなく


また いまも師は 大きな目をむき

まだまだおまえにわからせることは

行きつくところのない道のように
あるのだと

愛弟子である私から手をはなさない

そして 不思議な嫌悪と
親密さを感じるその顔を
近々とよせてくるのだ

「未知なる知者よ」より


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tag : 塔和子 詩集

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プロフィール

タッチラブ

Author:タッチラブ
山口県防府市台道 91歳 
 (12月10日生)

体を壊したり、膝人工関節手術、腰圧迫骨折をしました。
車いすの生活になる手前で踏みとどまった今の私です。
楽しい毎日になるよう好きな料理に挑戦したり、好きな花で花壇を飾ったりして少しでも楽しく生きていこうと努力しています。

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